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平成10年6月26日(金)18:30ー8:00、第6ー8会議室にて、約70人の出席を得て行われました。
症例検討の一つは、藤本早和子氏(D8病棟)より「経口モルヒネdose-up時に呼吸抑制をきたした一症例」でした。
痛みのアセスメント表の利点
1)看護婦が記載している間に「何とか患者の痛みを取ってあげないと」と思えてくる。
2)主治医にこの表を見せることで本気で痛みのことを考えてもらえる。
モルヒネの副作用
1)投与量増加に伴い必ず傾眠傾向が呼吸困難の前に出現する。
2)この症例では痛みの90%は取れていたと思うが、何とか残りの10%を取ってあげたかった。
モルヒネの量を増やすより非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の増量で対処できなかったか?
副作用対策(呼吸困難)
1)大量の腹水の除去で循環血漿量が半分位になった。すなわちモルヒネの血中濃度は2倍になった。
その他:高カルシウム血症の対策や、ステロイド継続投与の是非、ナロキソンの使い方など
もう一つは薬剤部の小西洋子先生と長野命子先生から「経口モルヒネ300mgで疼痛コントロールが可能であった一症例」という題で、薬学の専門家からの貴重な意見が聞けました。 1)初回至適投与量への調整
増量の方法
2)副作用対策
制吐剤や下剤(ノバミン、セレネース、カマグ、プリンペラン、ナウゼリンなど)の使い分け
3)レスキュー(鎮痛薬不足を補うための頓用)
疼痛管理中に患者が痛みを訴えたら一定量の鎮痛薬を投与する。
レスキュー1回量:モルヒネ1日量の1/6
4)モルヒネの使い方
WHOの基本5原則
副作用対策
モルヒネの減量法・離脱法
などについて、活発な討議も含め遅くまで会は続きました。
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